ここまでご紹介したように、毎年新しい賃貸住宅が建てられている中、古くなった賃貸住宅は「空き室」が目立つようになり、「家賃の値下げ」を余儀なくされています。しかし、家賃を下げると一般的に「入居者の質」も下がり、物件がスラム化するためますます入居者が集まらなくなる、という「負のスパイラル」に陥ってしまいます。
賃貸空宅経営で最も大切なのは、入居者が入りたいと思う間取り、設備が整った部屋にすること、すなわち「物件力」を上げることです。しかし、間取りの変更や設備投資に莫大なコストをかけてしまうと、それを回収できずに経営を悪化させてしまうリスクも大きくなり、ますます打つ手がなくなります。
いかにコストをかけないで「物件力」を上げるのか?そしてその物件をどのように周知し、入居者を集めて経営をプラスに転換していくか?これまでにご紹介した内容をさらに深掘りし、民法改正における注意事項も交えて、今本当に困っている賃貸住宅経営者に向けて、コストの抑え方、入居者の集め方など経営改善の具体的な施策を提案していきます。
←prev.【No.20】友達に自慢できる部屋(物件力を上げる空き室対策)
next→【No.22】賃貸住宅業界で何が起こっているのか?