経管要件の確認資料に関しては、申請する行政庁によってかなり違いがありますが、基本的にはつぎのような資料になります。
【1】常勤性を確認する資料
許可を取る会社に常勤しているか?の確認は「保険証」の写しを提出します。もし会社を複数経営している場合は、許可を取る会社で保険に加入し、その他の会社では別の代表を立てて、ご自身は非常勤役員にならなくてはなりません。
後期高齢者の場合は「住民税特別徴収税額決定通知書」の写し、出向者の場合は「出向協定書及び辞令」の写しを添付します。
【2】地位・経験を確認する資料
建設業許可のある法人等で役員等をしていた場合は、その許可番号を提示し履歴事項全部証明書等を添付します。役員ではなく、部長等補助者としての地位の場合は、「被保険者記録照会回答票」でその許可法人で勤務していたことを証明した上で、「組織表」「職務分掌表」「辞令」などをつけてその地位にあったことを証明するのが一般的です。
建設業許可のない法人等での地位・経験は「請負契約書」または「注文書・請書」に通帳の入金記録の写しを提出します。東京都の場合は、該当する通帳を持っていき提示する必要があります。
個人事業主での地位・経験は、税務署受付印のある「確定申告書」で確認します。近年では電子申告で確定申告をすることが多いので、受付印の代わりに「受信通知(メール詳細)」をつけます。
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