建設業許可には「一式工事」と「専門工事」があり、建具工事業はそのうちの専門工事(27業種)のひとつです。
「建具工事」とは、建築物の開口部に木製または金属製の建具(ドア、窓、ふすまなど)を取り付ける工事を指します。
建具は、空間を仕切ったり、風や光を取り入れたり、防犯性を高めたりするために不可欠な部材であり、建物の機能性と快適性を支える重要な要素です。
●建具工事業の対象となる工事
建具工事業の対象となるのは、木製または金属製の建具を建築物に取り付ける工事です。
たとえば、アルミサッシや木製ドアの取り付け、ふすまや障子の施工、シャッターや自動ドアの設置、金属製カーテンウォールの取り付けなどが該当します。
近年では、遮音性や断熱性に優れた高性能サッシや窓の需要も高まっており、建具工事の重要性はますます高まっています。建具の種類や性能に応じて、施工には専門的な知識と技術が求められます。
●注意点
建具工事に似た作業でも、施工の目的や中心となる内容によって、必要な許可業種が変わることがあります。
たとえば、ガラスのはめ込み作業が主である場合は「ガラス工事業」、内装全体の仕上げの一環として建具を含む場合は「内装仕上工事業」として申請することが適切な場合もあります。
また、自動ドアの設置で電気配線工事が主となる場合は「電気工事業」との関係も生じる可能性があります。
申請時には、契約書や見積書の記載内容をもとに、工事の中心が何かを整理しておくことが重要です。
主たる工事の判断を誤ると、誤った業種で申請してしまい、許可が下りなかったり、施工後に行政指導を受けたりするリスクがあります。
●まとめ
・建具工事業は、建築物の開口部に建具を取り付ける専門工事業種です
・対象となる工事には、サッシ、ドア、ふすま、障子、シャッター、自動ドアなどの取り付けが含まれます
・施工内容によっては、ガラス工事業や内装仕上工事業、電気工事業に該当することもあります
・工事区分の判断には、契約内容や施工範囲の明確化が欠かせません
・申請前に主たる工事を整理し、適切な業種で申請することが重要です
建具工事に関するさらに詳しい解説は、【No.133】建具工事について解説をご参照ください。
【建設業許可クイズ】の正解:C
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