建設業許可の27種類の専門工事のうちの「熱絶縁工事」を請け負う業種を「熱絶縁工事業」といいます。「熱絶縁工事」とは、「工作物又は工作物の設備を熱絶縁する工事」とされています。
「熱絶縁」という言葉は、あまり聞きなじみがないかもしれませんが、簡単に言うと、熱が「流れない」または「通らない」ようにすることです。つまり、熱が他のところに伝わるのを防ぎ、熱いものは熱いまま、冷たいものは冷たいまま保つことです。
具体的には、建物の壁や屋根、床に断熱材を入れたり、工場などの機械やビルの空調設備の配管などを断熱材などの外装材で囲み、熱放散を防ぎ、熱エネルギーを効率的に無駄なく利用できるようにする工事です。
「熱絶縁工事」の工事例は以下のとおりです。
■工事例
冷暖房設備、冷凍冷蔵設備、動力設備又は燃料工業、化学工業等の設備の熱絶縁工事、ウレタン吹付け断熱工事
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