建設業許可の27種類の専門工事のうちの「内装仕上工事」を請け負う業種を「内装仕上工事業」といいます。「内装仕上工事」とは、「木材、石膏ボード、吸音板、壁紙、畳、ビニール床タイル、カーペット、ふすま等を用いて建築物の内装仕上げを行う工事」とされています。簡単に言うと、壁・床・天井・ドア・窓・塗装・手すり・収納などを施工する工事です。
具体的にはインテリア工事、壁張り工事、内装間仕切り工事、防音工事などが「内装仕上工事」で、リフォームの工事はほとんどこの中に入ります。ただ、柱や梁など木材の部分から工事をしたり、外壁などの工事も伴うようなリフォーム工事は「大工工事」となり、さらに基礎から改築するような工事は「建築一式工事」になります。
以下に、「内装仕上工事」の工事例と工事区分をまとめます。
■工事例
インテリア工事、天井仕上工事、壁張り工事、内装間仕切り工事、床仕上工事、たたみ工事、ふすま工事、家具工事、防音工事
■工事区分の考え方
① 「家具工事」とは、建築物に家具を据付け又は家具の材料を現場にて加工若しくは組み立てて据付ける工事をいう。
② 「防音工事」とは、建築物における通常の防音工事であり、ホール等の構造的に音響効果を目的とするような工事は含まれない。
③ 「たたみ工事」とは、採寸、割付け、たたみの製造・加工から敷きこみまでを一貫して請け負う工事をいう。
←prev.【No.41】防水工事業とは?(建設業許可の業種)
next→【No.43】機械器具設置工事業とは?(建設業許可の業種)