建設業許可には「一式工事」と「専門工事」があり、防水工事業はそのうちの専門工事(27業種)のひとつです。
「防水工事」とは、アスファルトやシート、塗膜などの防水材を建築物や構造物に塗り付けたり、貼り付けたりする工事を指します。
建設業許可における防水工事は、雨水の侵入を防ぎ、建物の劣化を防止することを目的とした施工が中心です。
建物は風雨や湿気にさらされることで、ひび割れや漏水などの劣化が進行します。
そのため、定期的な防水工事によるメンテナンスが必要とされており、防水工事は建物の寿命を延ばすうえで欠かせない役割を担っています。
● 防水工事業の対象となる工事
防水工事業に該当する代表的な工事には、屋上やベランダ、外壁、地下構造物などへの防水施工のほか、塗膜防水、シート防水、アスファルト防水、FRP防水、シーリング工事などがあります。
また、止水材の充填や、防水層の形成を目的とした各種工法も対象に含まれます。
防水工事は、単に防水材を塗る・貼るだけではなく、下地処理や勾配調整、補修作業を含めた一連の工程として行われます。
材料の種類も多岐にわたり、施工箇所の形状や使用環境に応じて、最適な施工方法を選ぶことが求められます。
● 注意点
防水工事と似た作業でも、施工の目的や内容によっては、他の業種に分類されることがあります。
たとえば、美観や保護を目的として防水材を塗布する場合は「塗装工事業」、断熱や遮音を目的とした吹付け施工は「熱絶縁工事業」に該当することがあります。
工事の分類は、契約内容や施工範囲、使用する材料などをもとに判断されます。
複数の業種にまたがる工事を請け負う場合は、主たる工事を明確にしておくことが大切です。
● まとめ
・防水工事業は、防水材を建物に塗布・貼付けすることで、雨水の侵入を防ぐ専門工事業種です
・対象となる工事には、塗膜防水、シート防水、アスファルト防水、FRP防水、シーリング工事などがあります
・美観や断熱を主目的とする施工は、他業種に分類されることがあります
・施工目的や材料によって業種が変わるため、申請前の確認が重要です
・工事区分の判断には、契約内容や施工範囲の明確化が欠かせません
「防水工事」に関するさらに詳しい解説は、【No.126】防水工事について解説もあわせてご覧ください。
【建設業許可クイズ】の正解:B
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