建設業許可には「一式工事」と「専門工事」があり、大工工事業はそのうちの専門工事(27業種)のひとつです。
「大工工事」とは、木材の加工や取り付けによって工作物を築造したり、工作物に木製設備を取り付ける工事を指します。
木材を主材料とする工事(木工事)は、基本的にこの大工工事業に該当します。
● 大工工事業の対象となる工事
大工工事業の許可で請け負えるのは、木材を使った構造や設備の取り付けに関する工事です。
代表的な工事には、柱や梁などの骨組みを組み立てる「大工工事」、コンクリートを流し込むための木製型枠をつくる「型枠工事」、天井・床板・棚・階段・建具などを取り付ける「造作工事」などがあります。
ただし、リフォーム工事の中でも、床にフロアマットを敷いたり、クロスを張ったりするような「見た目を整える工事」は「内装仕上工事」に分類されます。
また、増築や改築など建築確認が必要な工事は「建築一式工事」に該当することが多いため、申請時には工事内容の区分を正しく判断する必要があります。
● 注意点
大工工事業の許可があれば、すべての木材関連工事を請け負えると誤解されがちですが、500万円以上の工事を行うには、その工事内容に応じた業種の許可が必要です。
たとえば、造作工事の一部であっても、内装仕上げに該当する部分が含まれる場合は「内装仕上工事業」の許可が必要になります。
また、型枠工事において、型枠の製作は大工工事ですが、コンクリートの流し込みや型枠の解体は「とび・土工・コンクリート工事」に分類されるため、工事の工程ごとに業種が分かれることもあります。
● まとめ
・大工工事業は、木材を使った構造や設備の取り付けを行う専門工事業種
・対象は大工工事、型枠工事、造作工事など
・内装仕上げや建築確認が必要な工事は、他業種に分類されることがある
・大工工事業の許可だけでは、すべての木材関連工事をカバーできない
・申請前に、工事内容と業種区分を丁寧に確認することが大切
「大工工事」に関するさらに詳しい解説は、【No.111】大工工事について解説をご参照ください
【建設業許可クイズ】の正解:B
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