建設業許可には「一式工事」と「専門工事」があり、土木工事業はそのうちの「土木一式工事」に該当します。
橋や道路、鉄道、ダムなどの土木工作物を、総合的な企画・指導・調整のもとに建設する工事です。
複数の専門工事をまとめて管理しながら、全体を完成させるような大規模で複雑な工事を担う業種です。
● 土木工事業の対象となる工事
土木工事業の許可で請け負えるのは、建物以外の工作物を対象とした「土木一式工事」です。
代表的な工事には、橋梁・ダム・高速道路・鉄道軌道・空港などの大規模インフラ整備が含まれます。
また、区画整理や団地造成、公道下の下水道工事、農業用水路の建設なども該当します。
一方で、宅地内の排水管や上水道の設置は「管工事」、水処理場内の設備設置は「水道施設工事」に分類されるため、土木工事業の許可では対応できません。
● 注意点
土木工事業の許可があれば、関連する専門工事もすべて請け負えると誤解されがちですが、500万円以上の専門工事を行うには、それぞれの業種で別途許可が必要です。
たとえば、土木工事業の許可があっても、宅地内の配管工事を500万円以上で請け負うには「管工事業」の許可が必要です。
また、工事内容によっては複数業種にまたがるケースもあるため、申請前に工事の区分をしっかり確認しておくことが重要です。
● まとめ
・土木工事業は「土木一式工事」を請け負うための建設業許可業種
・対象は橋・道路・ダムなど、建物以外の土木工作物
・宅地内の配管や設備設置などは、別の専門工事業種に該当する
・土木工事業の許可だけでは、他業種の工事をカバーできない
・申請前に、工事内容と業種区分を丁寧に確認することが大切
「土木一式工事」に関するさらに詳しい解説は、【No.109】土木一式工事について解説をご参照ください
【建設業許可クイズ】の正解:A
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