建設業法は、建設業の特性に合わせて制定された法律です。
他の製造業とは異なり、建設業は「完成品を見てから買う」ことができません。発注者は、図面や見積もりだけで契約し、完成まで待つしかないのです。
しかも、工事の金額は高額になりがち。
手抜き工事や業者の倒産があっても、発注者は簡単に見破ることができず、大きな損害を被る可能性があります。
●建設業法の目的
建設業法第1条には、以下のような目的が明記されています:
「建設業を営む者の資質の向上、建設工事の請負契約の適正化を図ることによって、建設工事の適正な施工を確保し、発注者を保護するとともに、建設業の健全な発達を促進し、もって公共の福祉の促進に寄与すること」
つまり、建設業法は以下のような役割を担っています:
・信頼できる業者(誠実性・技術力・経営力)を育てる
・悪質な業者を排除する
・発注者が安心して工事を依頼できる環境を整える
・業界全体の健全な発展を支える
●建設業許可との関係
建設業許可は、この建設業法の目的を達成するために設けられた制度です。
許可を与える行政庁は、一定の基準を満たした業者だけに許可を出し、継続的に監督を行います。
許可を持つ業者は、制度上「信頼できる業者」として認められ、発注者も安心して契約できます。
【建設業許可クイズ】の正解:A