人は「本人の言葉」より「第三者の話」を信じる
会社経営のヒント【No.43】

「経営者はコドク」と思ったら読むコラム

心理学編(9)ウィンザー効果

 人は誰かに面と向かって褒められると「きっとお世辞だな…」と勘ぐってしまうのに、別の人から「○○さんが、あなたのこと褒めてたよ」と言われると本気にしてしまいがちです。同じように、本人が「オレは優しい人間だ」とアピールするより、別の第三者から「あの人は優しい人だよ」と伝え聞いた方が信ぴょう性が高くなります。

 

 アーリーン・ロマネスのミステリー小説「伯爵夫人はスパイ」の中で、登場人物のウィンザー伯爵夫人が「第三者の褒め言葉がどんな時も一番効果があるのよ、忘れないでね」と言ったことから、このような心理現象を「ウィンザー効果」と呼んでいます。

 

 ビジネスの世界では、営業マンがいくら自社の商品・サービスのいいところをアピールしても、「どうせ売りたいから言っているだけ」と一歩引いて聞いてしまうのに、その会社と利害関係のない友人から勧められると、一切警戒しないで買う気になります。これを利用したのがサイトでの口コミやインフルエンサーマーケティングです。

 

 インフルエンサーマーケティングとは、SNSなどで影響力のある人(インフルエンサー)に自社の商品やサービスを紹介してもらい、イメージアップや販売促進を図るという手法です。インフルエンサーという「第三者」から伝え聞くことで、それを売る会社が直接宣伝するよりも信頼が増す、まさに「ウィンザー効果」を活用したマーケティングの手法です。

 

 ただし、広告であることを隠してインフルエンサーに紹介記事を書かせると、ステルスマーケティング(ステマ)となり、「景品表示法」に抵触し、逆に信用を失ってしまうこともあるので注意が必要です。

 

 「いいウワサ」より「悪いウワサ」の方が拡散されやすい、ということも「ウィンザー効果」を活用するときには忘れてはいけません。

 

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私自身も行政書士事務所を運営し、会社経営・マーケティングを学びながら、多くの経営者様の経営サポートをさせていただいております。

 

そのような経験やその中で考えたことをご紹介することで、少しでも組織経営のヒントをご提供できれば、と思いこの記事を書いております。

 

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