「紙」の長所を利用する
会社経営のヒント【No.32】

「紙」で人の感情を刺激する

「経営者はコドク」と思ったら読むコラム

 「デジタル広告」は、閲覧する人の履歴などから関心事項を分析し、ターゲットを絞ることができるので、効率的に売りたい商品・サービスを周知できる、というメリットがあります。さらに、動画、音声、インタラクティブコンテンツなど、「紙広告」では到底かなわない機能が多くあります。

 

 しかし、「紙広告」は、実際に手に触れられるので、指の神経から直接「脳」に印象を刻み込むことができる、と言われています。紙の厚さや質感を変えたり、型抜きをしたり、という工夫で人の感情を刺激できるのは「デジタル広告」にはない特徴だと考えます。

 

 近年は、電子署名を使った電子契約が一般的になってきましたが、重厚感がある紙の契約書、ファイリングの方が「重要度」が増した感じになるのではないでしょうか?それと同じような感覚的な違いが「デジタル広告」と「紙広告」にもあります。

 

 スピード、手軽さ、効率という面では「デジタル広告」が圧倒的に有利ですが、深く、重要な印象を与えられるのは「紙広告」です。「重々しい」という感情と、「重い」という感覚は同じ概念から発生した言葉なのです。

 

 だから「紙広告」をつくるときはデザインや写真という「視覚的」な要素だけでなく、紙の厚さ、重さ、質感など「触覚的」「感覚的」な要素にもこだわって、いろいろ試してはいかがでしょうか?

 

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私自身も行政書士事務所を運営し、会社経営・マーケティングを学びながら、多くの経営者様の経営サポートをさせていただいております。

 

そのような経験やその中で考えたことをご紹介することで、少しでも組織経営のヒントをご提供できれば、と思いこの記事を書いております。

 

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