「紙媒体」はなくなるのか?
会社経営のヒント【No.31】

それでも紙はなくならない!

「経営者はコドク」と思ったら読むコラム

 前回、チラシ作成について書いたところ、「紙のチラシって、これからはなくなるのでは?」という声もあったので、「紙媒体」についての私なりの考えをまとめます。

 

 たしかに、新聞の定期購読数は減ってきているので、新聞折込としてのチラシは今後急激に減っていくかもしれません。行政手続きなどの電子申請化もコロナ禍の中で急速に進んでいて、紙の出番はどんどん少なくなっています。とはいえ、新聞も含めて、紙チラシなどの紙媒体は、減少はしてもなくなることはないと考えます。

 

 情報配信の速度や入手の手軽さから考えると、デジタル媒体の方が圧倒的に有利ですが、それでもモノとして手に触れられることの安心感や存在感がデジタルにはありません。Web配信のセミナーより、会場でリアルにセミナーを受講した方が、内容が頭に残りやすい、という方も少なくないと思います。それと同じで、電子書籍をパソコンやスマホを通して読むよりも、プリントアウトして紙で読む、という人はいなくならないのでは?と考えます。

 

 紙チラシは今後、新聞の折り込みではなく、ポスティングやDM、あるいは店頭設置などの形で残っていくでしょう。世の中にラジオが出たときは「新聞がなくなる」と言われ、テレビが出たときは「ラジオがなくなる」と言われ、結局、新聞もラジオもなくならなかったのは、やはり他にはないそれぞれのメリットがあるからなのではないでしょうか。

 

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私自身も行政書士事務所を運営し、会社経営・マーケティングを学びながら、多くの経営者様の経営サポートをさせていただいております。

 

そのような経験やその中で考えたことをご紹介することで、少しでも組織経営のヒントをご提供できれば、と思いこの記事を書いております。

 

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