「好き」になる脳の構造
会社経営のヒント【No.17】

「三位一体脳モデル」とは?

「経営者はコドク」と思ったら読むコラム

 私たちは、自分の判断はいつも「意識的に考えた結果」だと思い込んでいます。洋服を買うときも、形や色や値段といった様々な条件を考慮に入れて、「自分で」「意識的に」どれを買うかを決めている、と思っています。

 

 自覚している意識を「顕在意識」といいますが、実は私たちの行動のほとんどは自覚していない意識、いわゆる「潜在意識」にコントロールされている、と言われています。

 

 たとえば、あなたが好きなものをイメージしてみてください。好きな食べ物は?好きな本は?好きな音楽は?好きなスポーツは?好きな異性のタイプは?

 

 あなたはなぜそれらが好きなのでしょうか?いくつか理由を並べることはできるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?おそらく言葉で説明できる範囲の外にその答えがあるのではないでしょうか?

 

 マーケティングとは「売れるしくみ」をつくることです。言い換えると、提供する商品やサービスを「好き」にさせることなのです。ただやっかいなことに、この「好き」という感情は理屈を超えたところにあります。

 

 アメリカのポール・マクリーン博士が提唱した「三位一体脳モデル」という理論があります。人間の脳の構造を大まかに分けると「脳幹」「大脳辺縁系」「大脳新皮質」の3層構造になっているというものです。

 

 「脳幹」は脳の一番内部のところで、「爬虫類脳」または「反射脳」とも言われています。生物として人間が進化する上で最初からあった部分で、危険か?安全か?を判断するのだそうです。初対面の人の第一印象を5秒以内に決める(メラビアンの法則)もこの脳の影響だと言われています。危険なものをいち早く察知して逃げることで、生命をつないできた、というわけです。

 

 「大脳辺縁系」は「脳幹」の外側にあり、「哺乳類脳」や「情動脳」と呼ばれています。好きか?嫌いか?は、この部分で判断されています。そして、ロジカルにものを考える部分は、その外側にある「大脳新皮質」で、「人間脳」や「理性脳」と言われます。好き・嫌いが理屈で説明できる範囲の外にあるのは、実は脳の構造によるものなのです。

 

←prev.【No.16】人はなぜ行動するのか?

 

next→【No.18】「三位一体モデル」を営業に活かす

 

会社経営の基本【MAP】目次ページ

24392817_s

【電話受付】

9:00~18:00(月~土)

定休日:日曜・祝日

※メール・お問合せフォームからは、

 毎日24時間受け付けております!

 

お近くの「無料相談室」をご指定頂くか、

ご要望があれば、ご自宅・会社または

お近くのカフェまで出張します。

 

【無料相談室】

■JR中央線「八王子駅」徒歩5分

八王子市子安町4-15-19 101

■JR中央線「日野駅」徒歩16分

日野市神明2-14-1 1-102

■小田急線「鶴川駅」徒歩6分

川崎市麻生区岡上1-13-15 103

会社を含めた組織を運営・経営していると、予期しない様々な壁にぶつかり、どちらに進むべきか?どのように対処するべきか?という判断に迫られることが多いものです。

 

私自身も行政書士事務所を運営し、会社経営・マーケティングを学びながら、多くの経営者様の経営サポートをさせていただいております。

 

そのような経験やその中で考えたことをご紹介することで、少しでも組織経営のヒントをご提供できれば、と思いこの記事を書いております。

 

「会社経営」「会社設立」「マーケティング」について何か疑問に思う事やご相談などございましたら、お気軽に下記「お問合せフォーム」でご連絡ください!

 

多摩シェルパ行政書士事務所

〒192-0904

東京都八王子市子安町4-15-19

大久保ビル301号室

 

代表行政書士 馬場猛寿( ばば たけひさ )

ホームページはこちらから!

 

【別テーマの記事】

● 賃貸住宅経営セミナー(大家さんのための空き室対策)

● 建設業許可をわかりやすく解説!(許可要件と申請のポイント)

Contact

お問い合わせ

RELATED

関連記事